【普通の食事ってなんだろう?】
こんにちは!SHIN PERSONAL TRAINING GYMの岡本です。
「普通の食事がしたい」「ストレスなく食生活を送りたい」食事制限やダイエットが長くなると、このようなことを思うのではないでしょうか。トレーニングに来られるお客様も同様に感じている方が多いと感じています。そもそも人間にとって「普通の食事」とは何なのか。どこを基準にするか?専門的に勉強していると、食事の概念が大きく変わったのはおそらく終戦のタイミングだということがわかってきました。
- ● 最近イライラが止まらなかったり、カッとなることが多い
- ● やる気が起きない、モチベーションが上がらない
- ● 新しいことが続かない
そんな方は、もしかしたらメンタルや脳ではなく「腸」の状態が影響しているかもしれません。
今回のお話は便秘や下痢に悩まされる人だけのお話ではなく、現代社会に生きる皆様すべてに関係のあるものだと思います。
自分の腸を見つめ直し、蔑ろにしないよう生活習慣を整えていきましょう。
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年代ごとにみてみる「普通の食事」とは?
現代人が考える「普通の食事」というのは、どのような歴史を辿ってきたのでしょうか。
時代背景はそのまま私たちの食に反映されています。
戦前まで遡り、現代との比較をしてみたいと思います。
戦前から戦後の食文化の変遷
戦前(1920年代〜1930年代)
戦前の日本人の食事は、主に米を中心とした質素なものでした。おかずとしては、魚や漬物、野菜が主流で、味噌汁や煮物が一般的でした。ただ一部では「ハイカラ料理」と呼ばれるようなオムライスや揚げ物も登場した時代でした。平均的にはカロリー摂取量は少なく、体重や体脂肪も低い傾向にありました。この時代の平均摂取カロリーは約1,800〜2,000キロカロリー程度。
戦時中(1940年代)
戦時中は食料の供給が厳しくなり、多くの人々が栄養不足に悩まされました。空襲などで大変な地域では、深刻な食糧不足や凶作にあったことで栄養状態がさらに悪化しました。主食は麦ご飯や芋類が中心でしたが、十分な量が確保できないことも多く、代用品としてのどんぐりや芋の葉なども食べられていました。ご飯に大根などを混ぜてカサ増しして食べることが多かったです。おかずとしては、わずかな野菜や魚の缶詰などがありましたが、非常に限られており、基本的に動物性タンパク質は少なめ。平均摂取カロリーは約1,500〜1,800キロカロリーと推定されています。
終戦直後(1945年〜1950年代)
終戦直後も食料不足が継続しました。配給制によって最低限の食糧が供給されました。アメリカからの経済支援により海外から小麦が輸入され、その後のパン食の普及繋がりました。基本的には米や小麦粉が主食となり、サツマイモやトウモロコシなども代用として食べられました。おかずは豆腐や乾物、野菜などが中心。この時期の平均摂取カロリーは約1,800〜2,000キロカロリーでした。
高度経済成長期(1960年代〜1970年代)
この時期になると、経済の発展とともに食生活が豊かになり、肉や乳製品の消費が増加しました。主食は依然として米が中心でしたが、パンやパスタなども普及し始めました。おかずとしては、肉や魚、野菜がバランス良く取られるようになりましたが、生活が豊かになっていくにつれ、肉や乳製品の消費が多くなっていきました。平均摂取カロリーは約2,100〜2,300キロカロリーに増加。
現代(1980年代〜現在)
現代の食生活は非常に多様化しています。内食、中食、外食の割合が大きく変化しており、特に外食の割合が増加しています。
脳腸相関:食べたものが性格や精神状態に影響を与える
最近の研究では、脳と腸の関係、いわゆる「脳腸相関」が注目されています。
腸と脳は神経系を介して密接につながっており、情報や信号をやり取りしています。例えば、ストレスや不安定な精神状態が腸内環境を乱し、肌荒れや体重増加などの美容面に悪影響を与えることがあります。心身のバランスを整えることが重要です。
腸は「第二の脳」とも呼ばれるほど、神経伝達物質を生成し、脳と情報をやり取りしています。腸内細菌はこのプロセスにも関与し、腸内環境が乱れると、精神的な不調(不安やイライラ、抑うつ)や身体的不調(肌荒れ、体重増加)を引き起こすことがあります。
食べ物は単なるエネルギー源ではなく、私たちの精神的な状態にも直接的に影響を与えるものだという認識が重要です。
食生活の見直しと予防の重要性
私たちの「普通の食事」を見直すことが、健康維持の第一歩です。特に、腸内環境を整えることが心身の健康に与える影響は大きく、これを改善するためには食生活の見直しと運動習慣の導入が不可欠です。
例えば、リハビリや治療にかかる費用は年間で約30万円以上が一般的ですが、ジムやフィットネスの月額費用は1万円程度で、年間でも12万円程度です。運動を予防段階で取り入れることで、長期的には治療費よりも経済的に有益です。
まとめ
現代の「普通の食事」は、実際には食べ過ぎであり、健康に悪影響を与えている可能性が高いです。過剰摂取を見直し、栄養バランスの取れた食事を心がけることが重要です。また、リハビリや治療よりも予防の段階で運動を始めることが、長期的には経済的にも健康的にもメリットをもたらします。
私たちの食生活と運動習慣を見直し、質の高い生活を送るためには日々の努力が欠かせません。この記事が、あなたの健康生活を見直すきっかけとなれば幸いです。
#健康 #肥満 #食べ過ぎ #パーソナルトレーニング #食文化
参考文献:
日本食の歴史(原田信男 著)
CDC - Diet/Nutrition FastStats
CDC - Nutrition, Physical Activity, and Obesity Data
厚生労働省 - 栄養・健康データ
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